風間俊介主演、庄司浩平共演のBLドラマ「40までにしたい10のこと」(テレビ東京系ほか)の第10話が9月5日に放送され、視聴者の間で大きな反響を呼んでいます。特に、十条雀(風間)から「会社以外ではもう会わない」と告げられた田中慶司(庄司)の、どうすることもできない絶望的な姿と涙が多くの共感を呼び、X(旧Twitter)では関連ワードがトレンド1位を獲得する事態となりました。
雀からの拒絶に打ちひしがれ、元気なく見える慶司(庄司浩平)。
本記事では、話題沸騰中の第10話の展開と、SNSに寄せられた視聴者からの熱い感想を深掘りします。
ドラマ「40までにしたい10のこと」とは
「40までにしたい10のこと」は、累計発行部数75万部を超え、「BLアワード2024総合コミック部門」で1位に輝いたマミタ氏の同名漫画が原作です。40歳を目前に控えた「枯れた」上司と、クールなアラサー高身長イケメン部下による、大人のオフィスラブストーリーが描かれます。
風間俊介が演じるのは、仕事はできるが私生活では10年以上恋人がおらず、40歳を前に“やりたいことリスト”を作成するも踏み出せずにいるアラフォー男子・十条雀。一方、庄司浩平が演じるのは、雀にひそかな恋心を抱きつつも社内ではクールな態度を貫き、雀のリストをきっかけに一途な思いで距離を縮めていく年下部下・田中慶司です。二人のもどかしい関係性が多くの視聴者を惹きつけています。
物語は、雀が書いた「40までにしたい10のことリスト」を、10歳年下の部下である慶司に見られてしまうことから始まります。慌てる雀に対し、慶司は自身もゲイであることを告白し、「このリスト、俺とやりません?」と提案。「俺はあなたのこと余裕で抱けます」とストレートに雀へアピールし、二人の関係は予期せぬ方向へと進んでいきました。
第10話の展開:雀の決断と慶司の絶望
慶司との関係に自信が持てなくなっていた雀は、気分転換に同期・黒木啓介(平子祐希)の家を訪れます。黒木の娘たちの子守りを任され、結婚や子どものことについて無邪気に問われる中で、家庭と仕事を懸命に両立する黒木の「覚悟」に触れた雀は、慶司に対する自身の思いと向き合うことを決意します。
最寄り駅で雀を待ち伏せていた慶司は、雀に「すみません、どうしても話したくて」と語りかけます。しかし、雀は慶司のそばをすり抜け「ごめん、帰ってくれ」と告げました。必死に追いすがる慶司に対し、雀は意を決したように振り返り、「俺は!…俺は自分のことも何にも分かってなかった!…だから、会社以外ではもう会わない…」と苦渋の決断を告げ、その場を立ち去ります。
自身の気持ちを語る雀(風間俊介)の言葉に耳を傾ける慶司(庄司浩平)。
なすすべもなく雀を見送るしかなかった慶司は、がっくりと肩を落とし、ただただ絶望の表情を浮かべるのでした。いつ帰ってくるか分からない雀をひたすら待ち、自分の失態を悔やむかのようにすがる慶司の姿は、多くの視聴者の涙を誘いました。恋愛経験が少ないと思われる慶司の不器用で必死な行動は、かえって痛々しく、胸を締め付けるものがありました。
視聴者の心を揺さぶる「慶司の涙」:SNS反響
第10話放送後、X(旧Twitter)では「思考ぐるぐるし過ぎてこれ以上詰めることも追いかけることもできない慶司の姿つらい」「慶司の言葉遣いの余裕のなさにぎゅううううってなる」「どうしたら2人幸せになるの…」「カバンぎゅって握ってるのも 必死な言葉も切ない…」「吐きそうなぐらいつらい」「とにかく辛い」「取り繕えないくらい雀のこと好きなんだって分かって、見てて苦しくなる」といったコメントが殺到。慶司と雀の関係の行方に多くの視聴者が感情移入し、トレンド1位を獲得するほどの大きな反響となりました。
特に、雀への一途な思いがゆえに空回りしてしまう慶司の姿は、視聴者の心を強く揺さぶり、その切ない展開に多くの共感と応援の声が寄せられています。
まとめ
ドラマ「40までにしたい10のこと」第10話は、雀の決断と、それを受け止めきれない慶司の絶望的な姿が描かれ、視聴者に深い感動と共感を呼びました。SNSでのトレンド1位獲得という結果は、この物語が多くの人々の心に響いている証拠と言えるでしょう。最終回に向けて、二人の関係がどのように進展していくのか、今後の展開から目が離せません。
参考資料
- Yahoo!ニュース: 「40までにしたい10のこと」第10話 雀の「もう会社以外では会わない」に慶司が涙止まらず「とにかく辛い」「見てて苦しくなる」とトレンド1位を獲得
- TheTV.jp: 風間俊介主演ドラマ「40までにしたい10のこと」
- テレビ東京 ドラマ24「40までにしたい10のこと」公式サイト