ボーイング737MAX、来月から生産停止

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テスト飛行用のボーイング737MAX=11日、米ワシントン州(AP)

テスト飛行用のボーイング737MAX=11日、米ワシントン州(AP)

 【ワシントン=塩原永久】米航空機大手ボーイングは16日、各国で運航停止を命じられている新型旅客機737MAXについて、来月から生産を停止すると発表した。当局から運航再開の許可を得るのが想定より遅れているためで、生産再開が遅れれば世界の航空業界に影響が広がる可能性がある。

 ボーイングは「安全な運航再開につなげるのが最優先事項だ」との声明を発表した。同社では現時点で人員削減や従業員の一時帰休は計画していないとした。

 737MAXは2度の墜落事故を起こし、世界各国の当局から運航停止を命じられている。ボーイングは先月、米当局の許可を得た上で来年1月にも運航再開する方針を示していた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、ボーイングのミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)と米連邦航空局(FAA)幹部が協議した結果、運航再開の許可が出るのが来年2月以降に遅れる公算が大きくなった。

 航空機は膨大な数の部品を必要とし、世界にまたがる部品調達・供給網(サプライチェーン)を築いている。737MAXは400機以上の受注残があり、生産停止により、部品を納入するメーカーの人員削減や一時帰休につながる可能性があるという。

 737MAXの墜落事故では、機首の上がり過ぎによる失速を防ぐ「自動失速防止装置」の誤作動が事故を招いたとされ、ボーイングは3月、航空会社への納入を停止した。米アメリカン航空やサウスウエスト航空はすでに、運航再開が来春まで遅れるとの見通しを表明していた。

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