人気YouTuber「はらぺこツインズ」の突然の活動休止発表は、多くのファンに衝撃を与えました。双子のかこさんとあこさんは、先日の動画でその理由を詳細に語り、体調不良の原因は大食いではなく、ストレスやうつ病が重なった結果であると強調しました。しかし、この説明に対し、SNS上では様々な疑問の声が上がっており、大食い系YouTuberの健康問題や、大食い番組の是非について改めて議論が巻き起こっています。
活動休止に至る経緯と原因
「はらぺこツインズ」のかこさんは、10月24日に自身のインスタグラムを更新し、小野あこさんが体調不良のため即時入院したこと、そしてかこさん自身も体調が優れないことから、回復を最優先に考え、活動を一時休止することを発表しました。
その後、11月11日に公開された動画「活動休止の本当の理由をお話しします。」の中で、二人は視聴者への謝罪とともに、体調不良の詳細を明かしました。あこさんは、ストレス性胃腸炎、慢性的な胃の不調、椎間板ヘルニア、そして長年患っていた病気が全て重なったことが入院の主な原因だと説明しました。かこさんもまた、今回の事態は「自分たちの管理の甘さ」によるものであるとし、ファンに心配をかけたことを謝罪しました。
活動休止を発表した人気YouTuber「はらぺこツインズ」のかこ（公式インスタグラムより）
さらに、あこさんは今回の体調不良の主因が「うつ病」であることを告白。二人ともがうつ病を患っていることを明かし、ストレス性胃腸炎、慢性的な胃の不調、椎間板ヘルニア、そしてうつ病が重なり、活動休止に至ったと改めて説明しました。
「大食いが原因ではない」強調と波紋
動画の中で二人は、「大食いのせいで入院したのではないか」という世間の見方に対し、強く否定しました。あこさんは「大食いしている時のほうが体調良かった」と語り、「大食いは不健康」というイメージを払拭したいと強調。かこさんも「大食いは本当に関係ない。自己管理の甘さによるもの」と述べ、誤った情報が広まることを懸念しました。
しかし、この説明に対しては、SNS（旧X）を中心に懐疑的な意見が多数寄せられています。「大食いは関係ない、、、!?」「慢性的な胃の不調で休みますが、大食いは関係ありません。大食いは健康にいいです。って言われても、説得力ないな」「ちょっと意味がわからない」といったコメントが見られ、大食いと体調不良の因果関係について、多くの人が納得しきれていない様子がうかがえます。
広がる大食い系YouTuberの健康問題と社会の視線
大食い系YouTuberの健康問題を巡っては、これまでにも様々な議論がされてきました。チャンネル登録者数519万人を誇る人気YouTuber、木下ゆうかさん（40）も双極性障害を公表しており、今年11月には約4ヶ月ぶりの動画投稿で「うつでした。うつが終わりました」と告白しています。
このように、大食いタレントや大食い系YouTuberの体調を心配する声は多く、今回の「はらぺこツインズ」の件は、改めてその問題に光を当てました。テレビ各局がSDGs（持続可能な開発目標）を推進する現代において、大食い番組のあり方そのものに対する是非も問われており、エンターテインメントとしての「大食い」が、今後どのような形で社会に受け入れられていくのか、注目が集まっています。
結論
「はらぺこツインズ」の活動休止は、人気YouTuberが抱える心身の健康問題、特にエンターテインメントとしての「大食い」と、それが視聴者に与える影響について、深く考えさせるきっかけとなりました。ストレスや精神疾患は誰にでも起こりうる問題であり、過酷なコンテンツ制作環境がその一因となる可能性も否定できません。彼らの回復を願いつつ、今後、コンテンツクリエイターが健康を維持しながら活動を続けるためのサポート体制や、社会全体での理解の重要性が改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
