timeleszの佐藤勝利(29)が11月18日夜、文化放送のラジオ番組『timelesz佐藤勝利・原嘉孝のレコメン!』に生出演した際の発言が、SNS上で予期せぬ波紋を呼んでいます。特に「めちゃくちゃ売れてるんで、今(笑)」という言葉が一部で切り取られ、同グループの篠塚大輝(23)が同日朝に経験した「一発ギャグ炎上」と関連付けられ、佐藤の発言が「当てつけではないか」との憶測が広まりました。しかし、番組の実際の放送を聞いたファンからは「悪質な印象操作だ」として佐藤を擁護する声が多く上がっています。
佐藤勝利のラジオ発言、SNSで議論の的へ
番組中盤、佐藤勝利は「昨今はね、配慮の時代でございますから。やっぱそのなんか『自分で言うんじゃねぇよ』とかがね、すごいんですよ。言葉という言葉がバシバシバシバシくる時代ですからね。やっぱりそこは気をつけて発言しないと。めちゃくちゃ売れてるんで、今(笑)」と発言しました。さらに、「こんなの全然、僻まれるよな、そりゃごめんなーと思いながら。これを言っちゃうからよくない(笑)。配慮していかないといけない。配慮配慮の時代ですからね」と冗談めかして続けたのです。
この発言部分がX(旧Twitter)で切り抜かれて拡散されると、ネット上では「篠塚が炎上してるって知ったうえでこの発言ってことでしょ?本当ズレてるわ」「篠塚の炎上の本質がわからないんだね」といった批判的な声が相次ぎました。これは、同日朝に放送された『めざましテレビ』(フジテレビ系)で、同じくtimeleszの篠塚大輝が披露した「一発ギャグ」が炎上した出来事と結びつけられたためです。
誤解を生んだ“切り抜き”の背景:ファンが示す真意
しかし、実際の放送内容を把握しているファンからは、「悪質な印象操作では?」「切り抜きが拡散されてるけど、誤解しないでください」といった佐藤勝利を擁護する声が多数寄せられました。 芸能ライターによると、この発言に至るまでの経緯が切り抜きには含まれていなかったと指摘されています。
ラジオ番組出演時の佐藤勝利の様子
佐藤は発言の直前、「3歳の姪っ子と壁紙に落書きした」というリスナーの投稿を紹介し、自身の甥っ子や姪っ子とのエピソードに触れていました。実家に犬を預ける際に彼らと会うものの、なかなか遊んであげられないため、甥っ子や姪っ子からは「忙しい人だと思われている」と感じているというのです。この流れで、「でも、(甥っ子と姪っ子は)いつか気付きますからね、(佐藤は)日本一忙しかったんだなって」と語り、「timeleszは結構すごいですからねぇ(笑)」とボケを交えながら冗談を言ったのが、「売れてるんで」という発言に繋がったと説明されています。この文脈から見ると、彼の発言は篠塚の件とは全く関係がないことが明らかです。
コントユニット「グラタングミ」のお決まりの掛け合いか
さらに、佐藤勝利は8人組ユニット・ダウ90000の蓮見翔(28)とともにコントユニット「グラタングミ」を結成していることも、発言の背景を理解する上で重要です。彼の「僻まれるよな」という言葉は、蓮見との間でお決まりとなっている掛け合いをなぞったものであったと、一部のファンは指摘しています。 この情報からも、彼の発言が単なる自己アピールや誰かへの当てつけではなく、コントの流れを汲んだユーモアであった可能性が高いことが伺えます。
まとめ
今回の佐藤勝利氏の発言を巡る騒動は、SNS上での情報伝達における「切り抜き」の危険性と、文脈を無視した情報が誤解を生む典型例と言えるでしょう。 「配慮の時代」だからこそ、発言の真意や全体像を正確に把握することの重要性が改めて浮き彫りになりました。ファンによる詳細な説明と擁護の声は、不正確な情報操作からアーティストを守ろうとする強い意志を示すものであり、今後の情報リテラシーの重要性を啓発する出来事ともなりました。





