「息子の死と向き合って」自殺男性の遺族が心境吐露


 「息子の死ときちんと向き合っていただきたい」。会見では自殺した男性の遺族の心境をつづった文書も公表され、不誠実な対応を続けているとして、三菱電機への怒りが吐露された。

 弁護士によると、男性の死後、上司が過去に同様の暴言で会社から注意を受けていたことが判明。遺族は「そのような者を教育担当にするでしょうか」と疑問を呈し、「会社にも大きな責任がある」と訴えた。

 三菱電機側から経緯説明や謝罪は一切なく、「反省の色はみられない」と感じているという遺族。弁護士も「社風を疑われてもおかしくない」と非難した。

 男性は「弱音を吐かず正義感の強い子」だった。帰省時には気丈に振る舞い、自殺直前のお盆休みにも初ボーナスで親に焼き肉をごちそうし、「大学に行かせてくれてありがとう」と感謝の言葉を口にしていた。

 遺書の他に遺族宛てのメッセージも残されており、遺族は「いろんな思いが浮かび胸が張り裂けそう」との心中を打ち明けた。

 三菱電機は「前途ある新入社員が尊い命を落とす事態が起きましたことを非常に重く受け止め、真摯(しんし)に対応してまいります」とのコメントを出した。



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