米ユナイテッド航空、737MAXを6月まで使用停止 影響拡大

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「737MAX」が並ぶ駐機場。撮影は今年1月(ロイター)

「737MAX」が並ぶ駐機場。撮影は今年1月(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】運航開始直後にインドネシアとエチオピアで2件の墜落事故を起こし、米航空当局から運航停止を命じられている米ボーイングの新型機「737MAX」について、米ユナイテッド航空は20日、来年6月まで運航しない計画を発表した。運航停止が長引くとみて、運航計画に組み入れない期間を延ばす。同型機の部品メーカーにも生産停止の動きが出ており、関連企業への影響が広がってきた。

 ボーイングは、米当局から運航再開の許可を得るのが遅れているため、737MAXの生産を来月から停止すると発表したばかり。

 ユナイテッドは当面、来年6月4日まで同型機を運航しないと発表した。来年4月まで使用しないと表明したアメリカン航空などの同業大手より、使用停止の期間を先延ばした。各社は運航計画の大幅な変更が避けられない。

 一方、胴体部分を製造する米航空機部品大手のスピリット・エアロシステムズ(カンザス州)も20日、来年1月から生産を停止すると発表した。

 膨大な部品点数を必要とする航空機産業の一部は、来年の大統領選で重視される米中西部に拠点を置く。ボーイングの主力旅客機となるはずだった737MAXの生産停止が長期化すれば、米経済への影響が避けられない。

 米メディアは19日、トランプ米大統領がボーイング首脳に電話したと伝えた。首脳は雇用削減の計画がないことなどをトランプ氏に説明したという。

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