ゴーン被告「事件はクーデター」 会見で日本政府関係者を名指しへ 米TV報道





カルロス・ゴーン被告=2019年3月12日午後、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)
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 【ニューヨーク=上塚真由】米FOXビジネスは6日、保釈中にレバノンへ逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などの罪で起訴=がインタビューで、事件について「私を引きずり下ろすためのクーデターだったという物的証拠や書面がある」と語ったと報じた。8日にレバノンで予定する記者会見では、自らの逮捕に関わったとみる日本政府関係者の実名も挙げ、こうした主張を展開するという。

 FOXビジネスのキャスターが週末にゴーン被告と直接話したとして報じた。ゴーン被告は、自らが仏自動車大手ルノーと日産を経営統合を提案したことで、複数の関係者が被告を追い出そうとしたと主張。それらの関係者の中には、被告が「日本政府が背後にいる」とみる人物も含まれるという。会見ではその実名を出し、自らの逃亡の正当性を訴えるとしている。

 ゴーン被告はまた、日本の司法制度の不公平さを理解できずに「気力を失い、苦しめられた」と吐露。妻キャロルさんと会話ができなかったことで「我慢の限界を超えた」と語ったという。



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