「金奪われた」と虚偽申告 愛知・稲沢、30代男性

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 愛知県警稲沢署は10日、同県稲沢市の30代の派遣社員男性から昨年12月、強盗に遭ったとの虚偽申告があったと明らかにした。同署によると「金に困っていた。被害者になれば人から優しくしてもらえると思った」と話しているという。署が詳しい経緯を調べる。

 男性は12月29日午後、稲沢市国府宮の路上で、背後から自転車で来た20代くらいの男2人組が、カッターナイフを突き付け「金を出せ」と脅され、現金2万円を奪われたと架空の被害を申し出た。

 稲沢署は強盗容疑で捜査していたが、付近の防犯カメラに似た男の姿が写っていなかったことなどから、男性に事情を聴くと、うそを認めた。

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