新成人、解体の母校に別れ 原発事故被災の福島・富岡

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成人式を終え、原発事故の影響で使われなくなった母校の小学校で記念撮影する新成人ら=12日午後、福島県富岡町

成人式を終え、原発事故の影響で使われなくなった母校の小学校で記念撮影する新成人ら=12日午後、福島県富岡町

 東京電力福島第1原発事故による避難指示区域が残る福島県富岡町で12日、成人式が開かれ、約40人の新成人が参加した。事故当時小学5年だった新成人は式典後、事故後に使われなくなり、2月に解体が始まる小学校を訪問、思い出の校舎との別れを惜しんだ。

 町教育委員会によると、事故で全町避難した富岡町には当時、小学校が2校あった。同町は平成29年、一部で避難指示が解除されたが、避難先から戻らない児童が多いため、2校は中学校の校舎を利用して集約する形で30年に再開。2校舎は解体が決まった。

 新成人はそれぞれ通学していた学校を訪れた。富岡第二小では晴れ着姿で友人と記念写真を撮ったり、思い出話をしたりしていた。事故以来、初めて訪れた同県いわき市の会社員、田中健太さん(20)は「使われなくなった校舎を見ると寂しくなったが、9年ぶりに会えた友達がいたのはうれしかった」と話した。

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