育児用粉ミルクを手掛ける雪印ビーンスターク(東京)は29日、母乳の代わりとなる乳児用液体ミルクを4月下旬に発売すると発表した。200ミリリットル缶入りで、国から製造承認、表示許可を受けた。同社の「すこやか」ブランドで、全国で売り出す。国内メーカーの参入は江崎グリコ、明治に続き3社目となる。
液体ミルクは粉ミルクのようにお湯で溶かして冷ますといった調乳が不要で、夜間の授乳や災害時の備蓄などで活用が広がっている。雪印の液体ミルクは、29日に消費者庁から表示許可が出た。行政の承認を得ている賞味期限は180日だが、1年まで段階的に延長していく方針だ。
「ビーンスターク 液体ミルクすこやかM1」の名称で、希望小売価格は1缶232円。6缶入りも販売する。