三菱自動車、マツダ、スズキ、三菱ふそうトラック・バスは30日、計約7万1千台(平成7年1月~14年12月生産)をリコールすると国土交通省に届け出た。オーストラリアで昨年、タカタ製エアバッグの異常破裂が原因と疑われる死傷事故が発生。事故車と同じタイプのエアバッグは、ガス発生装置の問題で開くのが遅れたり異常破裂が起きたりする恐れがあり、リコールが決まった。
同省は昨年12月、オーストラリアの事故を踏まえ、今回の4社とトヨタ自動車、ホンダ、BMW日本法人の7社に調査を指示した。トヨタなど3社は既にリコールを開始。オーストラリアの事故を受けたリコールは計約16万台に上る。国内で事故の報告はない。
三菱自は「ミニカ」「トッポBJ」など15車種計約4万6600台。対象を精査中として、台数は確定していない。マツダは「ミレーニア」「ユーノス800」の計1万3732台、スズキは「エスクード」「プロシードレバンテ」の計1万584台、三菱ふそうは「ふそうローザ」「ふそうスーパーグレート」の計382台。