東京にも「ハリポタ」 どうなるUSJとの競合





ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター=大阪市此花区(鈴木健児撮影)

 西武グループが運営する東京都練馬区の遊園地「としまえん」が段階的に閉園し、跡地に人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークが令和5年春をめどに開業する見通しとなった。国内ではユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)が開設した「ハリー・ポッター」エリアが集客の目玉となるなど“ハリポタ効果”は絶大。東西でハリポタ施設がそろうことで、競争が激化する可能性もある。

 としまえんでは、米映画大手のワーナー・ブラザースが跡地の一部を借り、映画のセットを再現したテーマパークを建設する案が有力だ。ロンドンにある施設「ワーナー・ブラザース・スタジオ・ツアー ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を参考に検討が進んでいるという。

 USJの「ハリー・ポッター」エリアは平成26年にオープン。開園以来最大(当時)となる約450億円を投じた。主人公が魔法を学ぶ舞台の「ホグワーツ城」などを再現し、空を飛ぶような感覚の乗り物や、登場人物の好きな飲料「バタービール」が楽しめる。

 入場者数は、このエリアが開業した26年度からは3年連続で過去最高を更新。外国人の来場が増えるきっかけにもなり、関西を代表する観光地の一つになった。

 新たなハリー・ポッターのテーマパークが開業すれば、集客競争が激化する可能性もある。USJは今回の構想について「コメントする立場にない」と静観している。

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