日本電産社長に元日産の関氏 「10兆円企業への道を作る」

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会見に臨む新社長に就任する日本電産の関潤・特別顧問(左)と永守重信会長 =4日午後、京都市中京区(永田直也撮影)

会見に臨む新社長に就任する日本電産の関潤・特別顧問(左)と永守重信会長 =4日午後、京都市中京区(永田直也撮影)

 日本電産は4日、特別顧問で元日産自動車副最高執行責任者(COO)の関潤氏(58)を社長に就ける人事を発表した。最高執行責任者(COO)を兼務する。吉本浩之社長(52)は副社長に就く。新体制で今後の主力事業と位置付ける電気自動車(EV)向けの駆動用モーターなど車載事業を強化する。この日、京都市で記者会見した関氏は「(日本電産が目指す)10兆円企業への道を作りたい」と語った。

 人事は4月1日付。関氏は、6月17日に予定する株主総会を経て代表取締役に就任する。

 関氏は昭和61年に日産に入社して以来、生産部門に長く所属し、米国駐在や中国の合弁会社のトップを務めた。この日の記者会見でも「(日本電産入りでは)製造現場での強みを評価されたが、経営計画や販売も経験している。総力を注ぎ込みたい」と語った。

 同席した永守重信会長(75)は、日本電産がEV向け駆動モーター製造など大規模な投資に踏み切ったことを挙げ「モノづくりが重要な課題。大きな技術革新のため、プロを招いた」と説明。現在の吉本社長については「経験を積んで再チャレンジしてもらう」とした。

 関氏は日産のナンバー3として内田誠社長やアシュワニ・グプタCOOらと「トロイカ体制」で経営再建にあたる予定だったが、1月に退職し日本電産入り。社長就任の準備を進めていた。永守氏は「日産には大変迷惑をかけて申し訳ない。日本にもう一つ10兆円企業を増やすということで理解してもらいたい」と語った。

 関 潤氏(せき・じゅん)防衛大卒。昭和61年日産自動車。副最高執行責任者(COO)などを経て今年1月から日本電産特別顧問。長崎県出身。

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