奈良県警高田署は10日、同県大和高田市の自宅で昨年11月、無理心中を図り、息子2人を殺害したとして、殺人の疑いで、母親のパート職員=当時(37)=と同居する男性会社員=同(45)=を、容疑者死亡のまま書類送検した。
書類送検容疑は、自宅1階の居間で、しちりんなどを使用して練炭を燃やし、一酸化炭素ガスを発生させ、11月1日午前0時ごろ、長男=同(13)=と次男=同(11)=を殺害したとしている。
高田署によると、10月31日午前に、しちりんと練炭を購入したレシートが自宅に残されていた。店の防犯カメラには、パート職員と会社員が一緒に写っていた。
11月1日午後になって会社員の母親が、4人が布団の上で死亡しているのを見つけ、通報した。