週明け10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前週末比174・31ドル高の2万9276・82ドルで取引を終えた。米国の堅調な企業業績や雇用環境を背景に買いが優勢となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は107・88ポイント高の9628・39、幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は24・38ポイント高の3352・09と、いずれも過去最高値を更新した。
肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大が経済に与える影響が懸念される中、中国の一部の工場で生産を再開する動きも好感された。
銘柄別では、マイクロソフトなどIT関連の上昇が目立った。一方、石油のエクソンモービルは売られた。(共同)