産経元ソウル支局長判決に介入疑惑 当時の地裁幹部に「無罪」

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 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領への名誉棄損(きそん)に問われ、無罪となった産経新聞の加藤達也元ソウル支局長の判決に不当に介入し、政権の意向を反映させようとしたとして、職権乱用罪に問われた当時のソウル中央地裁刑事首席部長判事、イム・ソングン被告(現・ソウル高裁部長判事)の判決公判が14日、開かれた。ソウル中央地裁は、違憲性を認めつつも職権乱用には当たらないとして、無罪を言い渡した。

 イム被告は2015年、加藤元支局長がコラムに書いた噂は「虚偽」であり、記事の不適切さを叱責する内容を判決に盛り込むよう担当裁判長に指示したとされる。コラムは14年の旅客船セウォル号事故当日に朴氏が元側近男性に会っていたとの噂を扱っていた。

 地裁は、介入行為の大半を事実だと認定した上で「裁判官の独立を侵害する違憲的行為だ」と指摘。一方で、イム被告は裁判長に監督権を行使できる立場になく、乱用すべき職権がなかったとの判断を示した。被告の行為は懲戒理由に当たる余地があるともした。

 日本企業に賠償を命じたいわゆる徴用工判決を朴政権の意向で先送りしたとして職権乱用罪などで公判中の前最高裁長官、梁承泰(ヤン・スンテ)被告をはじめ、文在寅(ムン・ジェイン)政権に入って司法介入事件として複数の判事が起訴された。一連の司法介入事件で公務上秘密漏洩(ろうえい)罪に問われた3判事にも13日に1審無罪判決が出ており、今回の判決は、梁被告の公判にも影響を与える可能性がある。

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