交際相手の長男=当時(1)=に暴行を加えて死なせたとして、大阪府警捜査1課は17日、傷害致死容疑で、兵庫県伊丹市荻野の建設作業員、東向(とうこう)貴志容疑者(23)を逮捕した。「何もしていません」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年5月3日午後0時50分~同1時10分ごろ、大阪市平野区長吉出戸の集合住宅の一室で、当時交際していた女性(24)の長男、中窪理斗(りと)ちゃんに何らかの暴行を加え、肝臓裂傷で失血死させたとしている。
同課によると、女性は理斗ちゃんと長女(3)との3人暮らし。事件当時、女性は東向容疑者と子供2人を自宅に残して外出。数時間後に戻ると理斗ちゃんが布団の上でぐったりしており、救急搬送されたが、翌4日、死亡が確認された。
逮捕前の任意の聴取で東向容疑者は、「泣きやませるため『高い高い』しただけ」などと暴行を否定。ただ、理斗ちゃんの腕や足は骨折しており、同課はそれらのけがをした詳しい経緯についても調べる。