金価格1グラム6484円、過去最高に迫る 新型肺炎影響





有事の「安全資産」とされる金

 地金大手、田中貴金属工業は連休明け25日、金を1グラム当たり前週末よりも42円高い6484円で販売した。40年前に記録した小売価格の最高水準6495円に迫る過去2番目の値段となった。新型コロナウイルス感染の終息が見えない不安から需要が増えた。

 金は株式や社債と異なり、そのもの自体に価値がある。不況や国際危機に強い「安全資産」とされ、今年は米国とイランの軍事衝突不安や新型肺炎拡大を背景に投資資金を集めた。

 東京商品取引所の金先物の指標価格(税抜き)は前週末の夜間取引で一時5913円まで上昇したが、連休明け25日は利益確定売りが出たため清算値は5856円に下落した。



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