26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日続落し、前日比123・77ドル安の2万6957・59ドルで取引を終えた。昨年10月以来約4カ月ぶりに2万7000ドルを下回った。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が引き続き相場の重しとなった。
投資家がリスク回避の姿勢を強め、相対的に安全な資産とされる米国債が買われた。長期金利の指標となる10年債の利回りは一時1・301%と2日連続で過去最低を更新した。
取引開始直後は、前日までの大幅続落の反動で買い戻しが先行。ダウ平均は上げ幅が460ドルを超える場面もあった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は15・16ポイント高の8980・77と5営業日ぶりに上昇した。
銘柄別では娯楽・メディアのウォルト・ディズニーの下落が目立った。前日に15年ぶりのトップ交代人事を発表したことが材料視された。一方で、アップルなどIT関連株の一角は買われた。(共同)