水道直結ウオーターサーバーをレンタル、プラごみ削減へ

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「ウォータースタンド」で水を注ぐ本多均社長=さいたま市大宮区(竹之内秀介撮影)

「ウォータースタンド」で水を注ぐ本多均社長=さいたま市大宮区(竹之内秀介撮影)

 プラスチックごみが壊れてできる「マイクロプラスチック」の人体や生態系への影響が世界規模で危惧されている。この問題解決に寄与しようと、ウオーターサーバーのレンタル事業を手掛ける「ウォータースタンド」(さいたま市大宮区)は複数の自治体と連携し、公共施設や寺社仏閣などにウオーターサーバーの配備を進めている。地域の給水スポットとして活用してもらうことで、マイクロプラスチック問題の原因の一つといわれるペットボトルの消費抑制につなげたい狙いがある。(竹之内秀介)

「将来性高い」

 ウォータースタンドが主力とする水道直結式ウオーターサーバーの名前は、社名と同じ「ウォータースタンド」。ボトルを交換して使うウオーターサーバーと異なり、水道水をサーバー内の浄水フィルターで浄化して使用する。メンテナンスも基本的に半年に1回で済むのが特徴だ。

 同社では以前、ボトル交換式のウオーターサーバー事業も手掛けていたが、毎年顧客の15%が解約してしまい、業績が頭打ちとなっていた。本多均社長(65)は「水道直結式の方が将来性が高いと確信した」と振り返る。

 それは本多社長が自宅で実際に使用して導いた結論だった。日本の家屋は海外に比べて空間が狭く、詰め替え用や空になったボトルを置く余裕がない。だが、水道から直接給水するウォータースタンドならば、置き場所に悩まずに済み、主婦が重いボトルを持ち運ぶ負担もなくなる。

 ただ、ウォータースタンドのレンタル事業を開始した当初の業績は振るわなかったという。なぜ低迷しているのか分析したところ、知名度の低さが理由だった。

解約率が急減

 そこでタレントのさかなクンを起用したテレビCMを展開すると、売り上げは好調になり始めた。さらに解約率についても、ボトル交換式に比べて急減したという。本多社長は「客の満足度が向上した証ではないか」と語る。

 ストローが鼻に突き刺さり、出血するウミガメ-。こんな写真が2年前に、プラスチックごみ問題の根深さを象徴する1枚として国内外で話題になった。本多社長もその写真を目にして「プラスチック問題はただごとではない」と感じるようになったという。

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