全産業売上高、6・4%減 昨年10~12月期、増税影響





財務省の外観=東京・霞が関

 財務省が2日発表した平成元年10~12月期の法人企業統計は、金融・保険業を除く全産業の売上高が前年同期比6・4%減の347兆8257億円で、2四半期連続の減少となった。中国経済の減速や消費税率引き上げが影響した。設備投資も3・5%減と13四半期ぶりに減少した。

 売上高は、スマートフォン部品を含む情報通信機械や輸送用機械が振るわず、製造業が6・7%減だった。非製造業も増税による駆け込み需要の反動減で、卸売業・小売業の減少幅が大きくなり6・3%減った。

 設備投資は情報通信機械で大きく減少し、製造業が9・0%減だった。全産業の経常利益は4・6%減と3四半期連続でマイナスだった。



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