IOC会長 東京五輪「成功に向け全力」 WHO事務局長は「今後の感染状況を注視」

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臨時で記者会見するIOCのバッハ会長=3日、ローザンヌ(共同)

臨時で記者会見するIOCのバッハ会長=3日、ローザンヌ(共同)

 【ローザンヌ(スイス)=板東和正】国際オリンピック委員会(IOC)は3日、スイスのローザンヌで開いた理事会で、7月24日の東京五輪の開催について予定通り実施する方針を確認し、バッハ会長が「成功に向けて全力を尽くす」と表明した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大会開催について「今の時点で決断するのは時期尚早だ」と述べ、IOCと連携して感染状況を見守る考えを示した。

 WHOのテドロス氏は会見で、東京五輪の開催について、IOCのバッハ氏と電話で協議したことを明かした上で、「今後の感染状況を注視し、何らかの行動が必要な場合は日本政府と話し合うことで合意した」と述べた。

 バッハ氏は3日のIOC理事会に合わせて報道陣の取材に応じ、「全ての選手が全力で東京五輪に向けた準備を進めることを奨励する」と話した。IOCは2月中旬に東京五輪に向けてWHOや大会組織委員会、東京都、日本政府と合同作業部会を立ち上げ、連携を進めているという。

 IOCのアダムス広報部長は同日に行った会見で、感染が地球のほぼ全体に拡大する「パンデミック」(世界的大流行)をWHOが宣言していないことなどをあげ、「(東京で)開催されない理由がない」と強調した。

 ただ、感染状況が今後、悪化すれば東京五輪の開催が危ぶまれる可能性もある。テドロス氏は3日、感染者が世界全体で9万人超になったと発表した。感染は世界各地に拡大しており、直近24時間で報告された新たな感染者数は、中国国内に比べ、中国国外は10倍以上だったという。さらに、テドロス氏は、世界全体の新型コロナウイルスの致死率が3・4%程度で、0・1%程度とされる季節性インフルエンザの致死率をはるかに上回っていると分析した。

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