11日午前の東京外国為替市場の円相場は1ドル=104円台後半で取引された。
午前10時現在は前日比1円08銭円安ドル高の1ドル=104円92~93銭。ユーロは55銭円安ユーロ高の1ユーロ=118円73~75銭。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた米経済対策への期待感を背景に、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが先行した。一方で経済対策の実現性に懐疑的な見方もあり、円は下げ幅を縮める場面があった。
市場では「感染症への警戒感は強く、不安定な値動きは当面収まりそうにない」(外為ブローカー)との声があった。