三田寛子「アライブ」で30年ぶりフジ連ドラ出演





初共演で母娘を演じる三田寛子(左)と佐津川愛美(C)フジテレビ

 日本のテレビドラマで初めて腫瘍内科を舞台にしているメディカル・ヒューマンドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜後10・0)の最終話(19日放送)に三田寛子(54)が登場する。

 三田がフジテレビの連続ドラマに出演するのは、1990年に放送された木曜劇場「男と女 二ューヨーク恋物語II」以来、実に30年ぶりとなる。

 ドラマは、主演の松下奈緒が内科医の恩田心、共演の木村佳乃が外科医の梶山薫を演じており、ほかに清原翔、岡崎紗絵、藤井隆、木下ほうからが出演している。

 三田の役は、ステージIIIの食道がん患者、橘千寿子。女手一つで育ててきた娘(佐津川愛美)の結婚式を控え「手術を遅らせてほしい」と心に懇願する。一方、心は国立がん医療センターへの移籍の話を持ち掛けられ悩んでいた。最高のパートナーである薫から離れる決断ができず、それぞれの思いが交差する。

 三田は情報番組やバラエティーにも多く出演しており、私生活では歌舞伎俳優、中村芝翫の妻で、長男・中村橋之助をはじめ3男の母。今回、娘の幸せを何よりも願う母役に「実生活で子供が3人いるので重なる思いがあったり、改めて“私ってこういう母親としての感情があったのか”と気づくことができたりしました」と振り返る。

 30年ぶりには「女性のスタッフ(最終話の演出は高野舞チーフ監督)が増えたな、と変化を見つけてはうれしい反面、ドキドキしていました」と話す。そして「私も母をがんで亡くしているし、いろんな感情がこみ上げてくるが、医療が進んで治療と日常生活の両立を目指せるようになってきた。『アライブ』を通して“生きること”を身近に感じていただけたら。希望や前向きなことを伝える一端を担えればうれしいです」とメッセージも忘れなかった。

(産経デジタル)



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