近畿日本鉄道は14日、三重県で水揚げされた海産物を大阪方面に運ぶ行商人専用の「鮮魚列車」が13日に運行を終えたのに伴い、後継として新しく導入する専用車両「伊勢志摩お魚図鑑」を報道陣に公開した。伊勢エビやマダイ、マンボウなど伊勢志摩で取れる43種類の海の幸がデザインされている。
近鉄によると、新車両は16日以降の平日、早朝に松阪駅(三重県松阪市)を出発する大阪上本町行きの列車の最後尾に連結される。平日に乗車できるのは行商人のみだが、同社は土日祝日にツアーなどを企画し、一般客にも利用してもらいたいとしている。
鮮魚列車は国内に残る唯一の行商人専用列車だったが、車両の老朽化や、経費削減の必要性から運行終了が決まった。近鉄の担当者は「形態が変わっても鮮魚運搬の役割を継続していきたい」と話した。