【地下鉄サリン25年】被害者らの支援者 「ようやく事件を語れるように」

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リカバリー・サポート・センターの山城陽子さん(加藤園子撮影)
リカバリー・サポート・センターの山城陽子さん(加藤園子撮影)

 地下鉄サリン事件から25年。犯罪や事故の被害者、被災者らを支援するNPO法人「リカバリー・サポート・センター」の山城洋子さんに、被害者は今、どんな状況に置かれているのかを聞いた。

 

 被害者にはすでに80代となった人もいる。目のかすみや倦怠感(けんたいかん)といった後遺症が出る人がいる一方、センターが実施する検診では、最近になって初めて症状を訴える人もいる。ただ、加齢によるものかもしれず明確にしにくい。

 最近ようやく被害者同士が事件のことを話せるようになってきた。検診でも「何両目に乗っていた」「どんな症状があった」などと自然に会話が生まれる。10年前にはなかったが、事件に遭ったことを認め折り合いを付けられるようになったのだろう。25年というときの重みだ。

 オウム真理教の後継団体に被害者は恐怖心を持っている。一方、風化に対する危機感もある。被害者心理としては事件を忘れたいが、世間には覚えていてほしい。みんなそうだと思う。同じ事件に遭ったが、痛みや苦しみはそれぞれだ。被害者には「気持ちは揺れていいから前を見ていこう」と伝えている。(聞き手 加藤園子)

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