テレワーク実施は13.2%、その半数が初めて 新型コロナ





新型コロナウイルスの感染拡大で、テレワークを導入する企業は今後も増加する見通しだ(損害保険ジャパン日本興亜提供)

 パーソルホールディングス子会社のパーソル総合研究所は、新型コロナウイルスの感染拡大で、テレワーク実態調査を実施し、実施率は13・2%にのぼるとの結果をまとめた。このうち初めてテレワークを実施した人は約半数で、感染症対策を契機に、一気にテレワークが進んだことが浮き彫りになった。

 全国の従業員数10人以上の会社に勤める正社員2万1448人を対象に、3月9~15日にインターネットで調査した。国勢調査をもとに簡易推計すると、全国で360万人がテレワークを実施している。

 一方、テレワークを実施していない人のうち、「希望しているができていない」が33・7%となり、希望と実際の状況にギャップがある。

 実施していない理由(複数回答)としては、「テレワークで行う業務ではない」が39・5%で2位だったが、1位の「制度が整備されていない」が41・1%、3位の「テレワークのICT環境が整備されていない」が17・5%と続き、企業の仕組みとしてテレワーク対応の遅れが、実施できない大きな要因であることがうかがえる回答となった。



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