トヨタ自動車は26日、北米工場の休止期間を4月17日まで延長すると発表した。ホンダも同様に6日まで延長する。ドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)も、ドイツ国内工場の一時休止を9日まで4日間延長する。新型コロナウイルスの感染拡大で、需要が大きく落ち込んでいるのに対応する。
トヨタは4月3日までとしていた休止を2週間延ばす。米国、カナダ、メキシコの全工場が対象。「引き続き状況を注視する」と説明した。
ホンダは3月30日までの予定だった。延長対象は米国とカナダにある完成車6工場と部品4工場。メキシコの2工場に関しては対応を検討している。米国で外出規制が相次ぎ「ディーラーへの来店にも大きな影響が出ている」という。
VWは「生産をできるだけ早く再開できるように取り組んでいる」とコメントした。欧州では需要減に加えて部品調達網にも問題が生じている。(共同)