治療薬投与試験、近く開始 WHO発表、ノルウェーとスペインで

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WHOのテドロス事務局長(ロイター)

WHOのテドロス事務局長(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、ジュネーブで記者会見し、新型コロナウイルスの感染者に開発中の治療薬を投与する試験をノルウェーとスペインで近く開始すると発表した。新型コロナによる肺炎をめぐっては、根本的な治療法が見つかっていない。試験で治療薬が有効と確認されれば、効果的な治療法が確立される可能性も期待される。

 テドロス氏は会見で、試験について、新型コロナの患者に4種類の治療薬を試し、安全性や有効性を比較すると明かした。試験はWHOがノルウェーとスペインを含め45カ国以上と協力して実施する見通し。

 テドロス氏は「歴史的な試験だ」と強調し、「どの治療薬が有効であるかを示す確かな証拠を見いだすために必要な時間を劇的に短縮する」と述べた。

 一方、テドロス氏は、新型コロナのワクチンができるまでは「最低でも、12カ月から18カ月はかかる」との見方を示した。呼吸器系の疾病の発症を完全に防ぐワクチンは開発が難しいとされている。

 テドロス氏は「国際協力で最も重要な分野の1つは研究開発だ」とした上で、「多くの国が参加するほど、結果がより早く得られる」と話し、各国にさらなる協力を求めた。

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