橋本聖子男女共同参画担当相は31日の記者会見で、性暴力の根絶に向けた対策強化を検討する関係省庁会議を設置し、5月中をめどに方針を取りまとめる考えを示した。「被害者支援や加害者対策、教育や啓発など、実効性のある取り組みを加速させたい」と述べた。会議の議長は橋本氏が務め、関係省庁の局長級が参加。初回は4月2日に開催し、被害者や支援団体などから話を聞く。
また、新型コロナウイルス対策の外出自粛などに伴う影響で、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害増加を懸念する支援団体が対策を求めていることについて「被害の増加や深刻化は以前から懸念していた。相談窓口の発信などは行っているが、被害者に負担をかけずに救うことが非常に重要」とし、対策を検討する考えを示した。