COP26は来年まで延期 英、11月開催は「不可能」


 英政府は1日、新型コロナウイルスが世界的に感染拡大する中、北部グラスゴーで11月に予定していた気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の開催は「もはや不可能」として来年まで延期すると発表した。時期は未定で今後、関係機関などと協議して決める。

 COP26の担当相を兼任するシャーマ民間企業・エネルギー・産業戦略相は声明で、各国がウイルスとの闘いに全力を注いでおり、延期はやむを得ないと説明した。

 会議は11月9~20日に開催する予定だった。同条約のエスピノサ事務局長は「新型コロナウイルスは人類が直面する最も喫緊の脅威だが、長期にわたる最大の脅威は気候変動問題だと忘れてはならない」とのコメントを発表した。COP26ではパリ協定の下で各国が掲げる温室効果ガスの排出削減目標の妥当性が議論される。(共同)



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