日産自動車は3日、米国で顔全体を保護する医療用フェースシールドの生産を始めたことを明らかにした。週に約千個が生産でき、新型コロナウイルス感染者の急増で医療器具不足が深刻化している病院に寄付する。
車両生産を休止している米ミシシッピ州やテネシー州の工場、ミシガン州の研究開発拠点で、3Dプリンターを使ってつくる。車両生産は現時点で4月下旬まで休止することを決めている。
米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターが人工呼吸器の供給拡大を支援。トヨタ自動車もフェースシールドなどの生産に乗り出している。(ニューヨーク 共同)