京都府亀岡市の通学路で平成24年4月、集団登校していた児童らの列に無免許運転の軽乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故は23日、発生から8年となり、現場で遺族らが犠牲者を追悼した。
参列した約20人の遺族らは、現場に設けられた献花台に花を供えると、発生時刻の午前7時58分に手を合わせた。小学2年の次女、真緒さん=当時(7)=を亡くした小谷真樹さん(37)は「生きていれば4月から高校生だったと思うと辛い。毎年、この日が来ると真緒に会いたいという思いが強くなる」と話した。
事故は24年4月23日に発生。無免許の元少年(26)=懲役5年以上9年以下の不定期刑が確定=の居眠り運転の軽乗用車が、集団登校中の児童らの列に突っ込み、女児2人と付き添いの妊婦の保護者が死亡。児童7人が重軽傷を負った。