北海道釧路市の自宅で生後11カ月の娘を殺そうとしたとして、殺人未遂の疑いで北海道警に逮捕された母親の無職、河口美穂容疑者(33)が、市に子育ての悩み相談をしていたことが24日、市への取材でわかった。
河口容疑者は同市星が浦大通の自宅の浴槽で、娘の楓ちゃんを湯に沈めて殺そうとしたとして23日逮捕された。楓ちゃんは同日、搬送先の病院で死亡した。溺死だった。
釧路市によると、河口容疑者は楓ちゃんを産んだ直後から、市の担当者に「子育てのやりかたが分からない」などと相談しており、市の子育て支援制度を利用。担当者によると、虐待などをしている様子はなかったという。
河口容疑者の体調の問題で、児童相談所は昨年末から断続的に楓ちゃんを保護していた。