東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)は27日、同局で昨年放送したバラエティー番組「欲望の塊」で放送局の信頼を毀損(きそん)したとして、伊達寛社長名で、謝罪と問題への対応を発表した。
同番組は昨年1~3月に放送。企画は外部からの持ち込みで、番組内企画の優勝者に優勝賞品が渡されず、企画会社からタレントの出演料や制作会社の制作費が支払われなかった。
同局は「放送事業者として負うべき放送責任に基づいた判断がなされることなく放送に至った」と判断。専門家らを招いた放送倫理研修の定期的な実施などの再発防止策を打ち出した。また伊達社長と後藤亘会長は役員報酬の20%を3カ月間、自主返納する。