国土交通省は28日、大型連休中に沖縄県へ県外から向かう航空便の予約は27日時点で約1万5千人になったと明らかにした。沖縄県の玉城デニー知事は「大型連休に沖縄へ来る予定の方が航空会社の予約によると6万人余りいる」とツイッターに書き込み、来県自粛を要請。航空会社は手数料なしでキャンセルを受け付けており、解約が進んでいるという。
国交省によると、6万人超だったのは22日時点。往復は2人と計算し、那覇と県内各地の離島を結ぶ便の予約も含んでいる。同じやり方で集計すると、27日時点は約3万6千人という。
沖縄県は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、繰り返し旅行の自粛を要請しており、赤羽一嘉国交相は記者会見で「日を追うごとにキャンセルが進んでいる」と説明。「大型連休中、不要不急の帰省や旅行を控えていただきたい」と述べた。