米航空3社、赤字転落 新型コロナで需要激減

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米中西部ミズーリ州の空港に駐機する、米デルタ航空の機体=4月1日(AP=共同)

米中西部ミズーリ州の空港に駐機する、米デルタ航空の機体=4月1日(AP=共同)

 米航空大手3社の2020年1~3月期決算が4月30日に出そろった。新型コロナウイルスの世界的流行に伴う各国の移動制限措置で旅客需要が激減し、3社とも純損益が赤字に転落した。

 アメリカン航空グループは22億4100万ドル(約2400億円)の赤字となった。前年同期は1億8500万ドルの黒字だった。米メディアによると、赤字を計上するのは11年に経営破綻し、13年にUSエアウェイズと合併して以来初めて。

 パーカー最高経営責任者(CEO)は声明で「数多くの困難な課題に直面している」と述べ、コスト削減と資金繰りを強化する方針を示した。

 ユナイテッド航空ホールディングスは17億400万ドルの赤字(前年同期は2億9200万ドルの黒字)、デルタ航空は5億3400万ドルの赤字(7億3千万ドルの黒字)だった。(共同)

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