フィンテックのGVE、米ファンドから出資受け上場準備

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 【ロンドン=板東和正】日本のフィンテック(金融とITの融合)ベンチャーであるGVE(東京都中央区)が、米ファンドのエボルーション・ファイナンシャルグループ(米カリフォルニア州)などから総額約2500万ドル(約27億円)の出資を受けたことが3日、分かった。これにより、同社の株価価値(上場企業の時価総額に相当)は558億円となった。上場を準備している日本のベンチャー企業の中で10位以内に入ったとみられ、同社は上場準備に乗り出す。

 GVEは、2017年11月に設立。英オックスフォード大学医学部小児科の特別戦略アドバイザーも務める房広治氏が代表を務める。

 GVEは、中央銀行が発行するデジタル通貨の基盤となる安全性の高い技術「EXC」を使ったキャッシュレス決済のシステムの開発にも取り組んでいる。GVEはネパール政府と特別目的会社(SPC)を設立し、同システムの事業化を計画している。

 房氏は、日本の電子マネー「Suica(スイカ)」の基盤技術になっている非接触型ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」を開発した元ソニーの技術者、日下部進氏に協力を求め、EXCを完成させた。GVEはEXCの特許を申請し、18年に日本で成立。欧米などでも国際出願している。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、医師が遠隔で感染症を含めたさまざまな診断の助けになるよう、GVEは他社のIT技術を採り入れたプラットフォームの開発にも取り組んでおり、注目されている。

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