【安倍政権考】首相と菅氏にすきま風? ポスト安倍めぐる政局の引き金にも

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テレビ会議方式の閣議に臨む安倍晋三首相と菅義偉官房長官(手前)=1日午前、首相官邸

テレビ会議方式の閣議に臨む安倍晋三首相と菅義偉官房長官(手前)=1日午前、首相官邸

 新型コロナウイルスの感染拡大の阻止に全力を挙げる首相官邸内で、安倍晋三首相やその周辺と、菅義偉官房長官との間ですきま風が強まっている。平成24年12月に発足した第2次安倍政権は、首相を支える側近の結束力を「エンジン」に長期政権を実現したが、コロナ対応では結束にほころびが目立つ。首相の自民党総裁としての任期が来年9月末まで残り1年4カ月に迫る中、首相周辺の権力闘争は「ポスト安倍」をめぐる政局の引き金になるかもしれない。

 「岸田(文雄自民党政調会長)では選挙に勝てない。石破(茂元党幹事長)が優勢だと思えば皆そちらに傾く」

 菅氏は最近、周辺にこう語っている。岸田氏への「ダメ出し」をはばからず、首相と激しく対立する石破氏を持ち上げるかのような印象だ。コロナへの政府対応をめぐり、菅氏の存在感低下を指摘する報道に対しても「誰かが書かせている」と話し、官邸内のきしみを認めている。

◇  ◇  ◇

 1年前、菅氏は破竹の勢いで「ポスト安倍」に躍り出た。昨年4月1日に新元号「令和」を発表し、一躍「令和おじさん」として知名度を上げた。翌5月に内政を担う官房長官としては異例の訪米で、ペンス米副大統領ら米政府要人との会談を精力的にこなした。

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