19日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=107円台半ばで取引された。
正午現在は前日比25銭円安ドル高の1ドル=107円42~46銭。ユーロは1円25銭円安ユーロ高の1ユーロ=117円13~20銭。
米国企業による新型コロナウイルスのワクチン開発への期待感が高まり、投資家の先行きへの警戒感が後退。比較的安全な資産とされる円を売る動きが優勢となった。ドイツとフランスが経済復興に向けた基金創設を提案すると決めたことで、ユーロ買いも進んだ。
外為ブローカーは「新型コロナ感染を巡る米中対立などの懸念材料もあり、円安基調が続くかどうかは不透明だ」と話した。