巣ごもり支えたネット通販拠点直撃、韓国で再び感染増加

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 【ソウル=桜井紀雄】新型コロナウイルスの感染拡大を押さえ込み、防疫態勢を緩和した韓国で再び感染者が増加している。インターネット通販大手の物流センターで集団感染が発生。ソウル首都圏を中心に27~28日の1日で79人、28~29日に58人の新たな感染が確認され、政府が防疫態勢転換の目安とする「1日50人未満」を2日連続で超えた。

 政府は29日から6月14日まで首都圏にある図書館や博物館などの公共施設の運営を中止し、学習塾やネットカフェなど人が集まる施設の営業自粛を勧告。首都圏の住民に不要不急の集まりの自粛も求めた。

 ソウル近郊、富川(プチョン)にあるネット通販大手「クーパン」物流センターに関連して102人の感染が確認された。感染は別の地域や別会社の物流センターにも飛び火。ネット通販は新型コロナの流行後、自宅にこもることが多くなった人々の生活を支えてきただけに、韓国社会に衝撃が広がっている。

 物流センターのパソコンのキーボードやマウス、作業員が共用で使う安全帽などからもウイルスが検出され、宅配荷物を介して感染しないかといった不安も広がる。防疫当局は「世界的にもそうした事例の報告はない」と強調し、不安感の払拭に努めている。

 当局は、今月初めに集団感染が判明したソウルのナイトクラブの訪問者から回りまわって今回の集団感染につながったと分析。症状のない人を介したさらなる感染拡大を警戒している。

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