18日午前の東京株式市場の日経平均株価は続落した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大や国内での再燃が警戒された。中国での人権問題や新型コロナ感染症流行の責任などを巡って米中関係が悪化するとの不安も広がった。下げ幅は一時300円を超えた。
午前11時現在は前日終値比235円92銭安の2万2219円84銭。東証株価指数(TOPIX)は13.32ポイント安の1573.77。
米南部テキサス州などで新型コロナの流行が深刻化していると伝わり、外国為替市場ではドルを手放す動きが出て一時1ドル=106円台まで円高ドル安が進んだ。日本の輸出企業の重荷になるとの見方から、東京市場では製造業の銘柄などが売られた。
北京や東京で感染確認が続いていることも市場心理を冷やした。