ロシア疑惑で元補佐官の起訴取り下げ命令 米高裁、地裁に

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元米大統領補佐官のマイケル・フリン被告(ロイター)

元米大統領補佐官のマイケル・フリン被告(ロイター)

 【ワシントン=住井亨介】米首都ワシントンの連邦高裁は24日、前回の大統領選をめぐるロシア疑惑に関連し、司法省が申請した元大統領補佐官マイケル・フリン被告の起訴取り下げを承認するよう連邦地裁に命じた。

 フリン被告は、連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をした罪などに問われ、一時は有罪を認めて司法取引を交わしたが、無罪の主張に転換した。司法省は5月上旬に起訴取り下げを申請したが、地裁は保留していた。

 連邦高裁は地裁への命令書で「連邦地裁の動きは、行政府に与えられた起訴の権限を損なう」と指摘した。

 命令を受けてトランプ米大統領は「素晴らしい!」とツイッターに投稿した。トランプ氏はFBIの捜査が不適切だったとしてフリン被告の無罪を主張している。

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