大戸屋HD株主総会 筆頭株主コロワイドの人事刷新ならず

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大戸屋ホールディングスの株主総会の会場入り口で検温を受ける株主=25日午前、東京都新宿区

大戸屋ホールディングスの株主総会の会場入り口で検温を受ける株主=25日午前、東京都新宿区

 外食大手のコロワイドとの経営権争いが起きている定食チェーンの大戸屋ホールディングス(HD)は25日の定時株主総会で、コロワイドが提案した取締役選任議案を否決し、会社側の取締役選任案を承認した。コロワイドは大戸屋HDの株式の約2割を保有する筆頭株主。取締役を送り込むことで大戸屋HDの連結子会社化も見据えていたが、現体制の窪田健一社長が引き続き経営再建にあたることとなった。

 窪田氏は総会後の記者会見で、「前期業績が不本意なものにもかかわらず頑張れと言っていただけた。その声にしっかり応え(経営再建に向けた)中期経営計画達成に向けて一丸となって取り組みたい」と話した。今後のコロワイドとの連携については、「企業価値、株主共同利益の向上に資するのであれば企業として検討すべき課題だ」(浜田寛明取締役)と述べるにとどめた。

 大戸屋HDによれば、議決権行使数は事前投票を含め前回比1・3倍となり、議決権総数の7割強にのぼった。会社提案への賛成率(速報ベース)は、コロワイド分を除いた投票総数の約85%だったとする。ただ、総会では一般株主から、数年来の業績悪化を理由に「経営陣として失格だ」と指摘する意見や、メニューの品質が低下しているとの厳しい声も出た。

 会社提案に賛成した自営業の40代男性は「利用者の声を聞いて改善案を中計に盛り込んだというが、最初にやるべきこと。そういう姿勢に(現経営陣への)不信感がある」としながらも、「総会で発言もしないコロワイドが、本気で大戸屋立て直しを考えているとは思えなかった」と厳しくみる。

 一方、コロワイドの株主提案に賛成した都内在住の男性会社員(47)は「品質もサービスも改悪されてきたし、業績悪化は現経営陣に責任がある。中期経営計画の方向性ではコストも見合わず、改善は難しいのではないか」と話す。

 新型コロナウイルス感染リスクがあるとして総会への来場自粛を会社側が求めたこともあり、出席者は148人と前回の603人から大幅減。所要時間は1時間18分で昨年より7分短かった。

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