米、16歳未満で白人が少数派に 全人口でも25年以内に


 米国の16歳未満の人口構成で、ヒスパニック(中南米系)や黒人、アジア系など人種的少数派だった人の数が昨年、初めて白人を上回ったことが分かった。国勢調査局の統計を基にAP通信が25日伝えた。

 過去10年間にアジア系の人口は約30%、ヒスパニックは約20%、黒人は約12%増加したが、白人は4・3%増にとどまった。昨年の人口統計で白人は60%以上を占めているが、今後約25年以内に少数派になる見通し。

 白人が将来的に少数派になることは以前から予測されていたが、実際の人口で裏付けられた形だ。白人人口は高齢化が進み、出生数が死亡数を下回っている。人口全体の高齢化も進んでおり、昨年の統計では65歳以上が全体の16%を占めた。2010年は13%だった。

 米国の人口は昨年推定で約3億6700万人。(共同)



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