東京都は、新たな技術やサービスの開発に取り組むベンチャー企業を支援する「スタートアップ実証実験促進事業」を今年度から実施する。第1期分の参加企業の募集を始めた。
ベンチャー企業にとっては開発にあたっての実証実験やテストマーケティングができる。都にとっても、ベンチャー企業が持つ新たな技術やサービスを活用し、さまざまな行政課題の解決につなげられる利点がある。
創業後10年以内で東京で事業展開をしている、もしくは事業展開を考えているベンチャー企業が対象。最先端IoT(モノのインターネット)、シェアリングエコノミー(共有経済)、ヘルスケアの分野をテーマにした実証実験の企画を募る。
7月10日まで専用サイト(https://poc-ground.tokyo/)で受け付ける。書類や面接による審査、8月5日の公開審査で選ばれたあと、実証実験に臨む。11月下旬の中間審査を経て、来年3月に最終報告会に進む。
この事業は新規事業支援のボーンレックス(東京都江東区)に委託する形で実施される。年に数回募集を行うことにしており、第2期分の公募は8月に予定している。あわせてベンチャー企業との実証実験に協力できる企業や団体も随時受け付ける。