ソフトバンクグループ(SBG)は29日、米携帯大手TモバイルUSの保有株式の一部売却に伴い、令和2年4~6月期連結決算で約6千億円の利益を計上する見込みとなったと発表した。
財務強化策の一環として、24日に最大1億9831万株のTモバイル株を約201億ドル(約2兆1千億円)で売却すると発表した。一部の取引が完了したため、同株式の帳簿上の価格と売却価格の差額などを基に利益を算定した。TモバイルはSBGの持ち分法適用会社から外れることになった。
またSBGは過去に発行した社債の一部を、計2千億円を上限に買い入れることも発表した。負債を圧縮して財務基盤を改善する。