新型コロナ感染拡大防止のため2月29日から臨時休園していた、東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(千葉県浦安市)が1日、約4カ月ぶりに営業を再開した。来園者は検温を受けた上で、約1・5メートルの間隔をあけてゲート前に並んで開園を待った。午前8時に運営会社オリエンタルランドの加賀見俊夫会長の開園宣言アナウンスが流れると大きな拍手が上がり、続いてゲートが開いた。
2月28日以来の東京ディズニーランド訪問という、東京都台東区の山口絢夏さん(29)は「ミニーマウスに会いたくて来ました。会えなくても、園内を歩いてディズニーの雰囲気を楽しみたい」と、マスクに笑顔を隠して久しぶりの「夢の国」に足を踏み入れた。
ダンサーが地上で踊るパレードやショーが休止され、再開したアトラクションも座席を一列ずつ開けるなど一度に乗れる人数が制限されている。当面は両パークとも入園者は通常の半分以下に絞られ、チケットも日時指定のオンライン販売に限られるという。