山梨知事、静岡に受け入れ求める 国のリニア提案「現実的」





報道関係者向け試乗会で時速501キロを表示するリニア中央新幹線の実験用車両「L0系」車内のモニター=昨年10月、山梨県の上野原市-笛吹市間(渡辺浩撮影)

 リニア中央新幹線の静岡県内工事をめぐり、国土交通省が環境への影響が軽微な範囲で準備工事を進めるよう提案したことについて、山梨県の長崎幸太郎知事は9日の臨時記者会見で、静岡県に受け入れを求めた。

 知事は国の提案を「水資源や自然環境への影響の回避・軽減と早期開業を両立させるための現実的かつ最善の対応策」と評価。

 「静岡県と流域市町、JR東海は趣旨を十分理解し、容認することを切望する。ここを出発点に信頼関係を構築し、トンネル掘削工事に着手することを期待する」とし、予定通り令和9年の開業を求めた。



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