コロナ事態でも7-9月期の世界電気自動車販売が過去最高…今年300万台超へ

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フォルクスワーゲンが電気自動車専用プラットホーム「MEB」を基盤に開発した最初のモデルID.3。10月以降、欧州主要国で販売台数が増加し、10-12月期にはテスラの最も強力なライバル車になると予想される。 [写真=フォルクスワーゲンコリア]
フォルクスワーゲンが電気自動車専用プラットホーム「MEB」を基盤に開発した最初のモデルID.3。10月以降、欧州主要国で販売台数が増加し、10-12月期にはテスラの最も強力なライバル車になると予想される。 [写真=フォルクスワーゲンコリア]

今年7-9月期の世界電気自動車販売台数が四半期基準で過去最高となった。欧州・中国など主要自動車市場で新型コロナの影響が弱まった時期だったからだ。今年の電気自動車販売台数も300万台を超え、過去最高となる見込みだ。

◆過去初めて四半期80万台超

エコカー市場調査機関のEVボリュームズによると、今年7-9月期の世界の電気自動車販売台数は四半期基準で過去最高の86万4596台となった。これは電気自動車、プラグインハイブリッド、燃料電池車を合わせた数だ。四半期別の電気自動車販売台数が80台を超えたのは今回が初めて。

9月の1カ月間だけで電気自動車は世界で35万8000台売れ、今年の累積販売台数は186万台を超えた。主要自動車市場の欧州と中国で新型コロナ事態が回復に向かったうえ、欧州主要国が電気自動車普及政策を出した結果だ。

欧州では7-9月期に37万9000台の電気自動車が売れ、中国(34万台)を抜いて最大の電気自動車市場に浮上した。特にドイツとフランスが今年、電気自動車補助金基準を引き上げ、両国自動車企業が電気自動車を本格的に販売し始めたのも理由だ。

フォルクスワーゲングループ(ドイツ)がID.3など電気自動車専用プラットホーム(MEB)基盤の乗用車を発売し、プジョーシトロエングループ(フランス)、ルノーグループ(フランス)などが電気自動車のラインナップを拡大した。電気自動車の普及率が高かった北欧のほか、英国・イタリアなど自動車市場が大きい国でも電気自動車が増えている。

◆テスラが独走、フォルクスワーゲンは10-12月期から

ブランド別にはテスラの独走が続いている。テスラは7-9月期だけで14万582台を販売し、全体の電気自動車販売台数のうち16%を占めた。モデル3が9万7704台売れ、北米だけで販売中の普及型クロスオーバー車モデルYも2万8277台売れた。モデルYは近く欧州市場でも販売される予定であり、テスラの独走は続くとみられる。

車種別2位は米GMが中国上海汽車と生産した小型電気自動車「宏光MINI EV」(3万993台)で、中国市場だけで販売されている車種だ。3位はテスラ・モデルY、4位はルノー・ゾエ(2万7326台)だった。現代自動車のコナEVは5位(1万8873台)、起亜自動車のニロEVは10位(1万3052台)だった。プレミアムブランドではアウディのe-tronが1万3958台で7位に入った。

フォルクスワーゲンのID.3は10月から主要国で電気自動車販売トップ圏に入っているが、今回の集計には反映されなかった。フォルクスワーゲンはSUVのID.4も出す予定で、10-12月期以降、フォルクスワーゲンがテスラをどれほど追い上げるかに関心が集まっている。

◆今年の販売台数300万台超へ

EVボリュームズは「今年の電気自動車販売台数は前年比32%増の300万台と予想される」とし「来年も新型コロナ状況を反映して450万-480万台ほど売れると見込んでいる」と伝えた。

世界の電気自動車販売台数は2017年に初めて100万台を超え、18年に200万台に成長した。昨年は221万台と増加傾向がやや弱まったが、今年300万台を超えれば「内燃機関→電気自動車」の変化にさらに弾みがつく見通しだ。デロイトコンサルティングは最近の報告書で、年間電気自動車販売台数が2025年に1400万台、2030年に2100万台に増えると予想した。

変数は新型コロナの感染再拡大だ。ドイツやフランスなど欧州の国が今週からまた「ロックダウン(封鎖)」に入り、北米地域でも感染拡大が続いている。自動車生産から販売にいたる生態系がまた崩壊するという警告も出ている。

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